形容詞とは?
形容詞とは" happy "や" good ", " bad "といった人や物の状態や性質を表す単語のことです。この形容詞は、名詞についての説明を加える役割をします。
例えば
" news "という単語、これは"知らせ"という名詞です。これに" good "という単語" 良い"という意味の形容詞を付け加えてみます。
good news 良い知らせ
という風に"知らせ"という名詞がどういったものかという説明をすることができます。
他の例だと、"私は幸せです。"と言いたいときは、
I am happy.
と表現できます。
形容詞には様々な種類や使い方がありますが、今回は基本的な部分をお伝えします。
形容詞の位置
形容詞には、先ほどの例文のように、名詞の前において名詞を修飾する場合と、be動詞を使って名詞を修飾する場合があります。
名詞の前に形容詞を置く(限定的用法)
まずは名詞の前に形容詞を置いて修飾する場合を見てみましょう。
a small house 小さな家
pretty clothes 可愛い服
empty glasses 空のグラス
previous episode (ドラマなどの)前話
形容詞の中には、このように名詞の前にしか置くことのできないものもあります。
例えば
"elder 年上の"という単語です。
○ my elder sister 私の姉
と" sister "という単語を前から修飾できますが、
× my sister is elder
と書くことはできません。
限定的用法でしか使えない形容詞のパターンとしては
<名詞の意味を限定したり、強調する形容詞>
only 唯一の
main 主な
prime 主要な
など
<語尾に" er "がつく形容詞>
elder 年上の
upper 上の
latter 後者の
inner 内側の
など
<時間的な間隔を表す語尾に" ly "がつく形容詞>
monthly 月ごとの
daily 毎日の
weekly 毎週の
hourly 一時間毎の
など
があります。
be動詞に接続する形容詞
2つ目はbe動詞に接続して形容詞を使う方法です。
This luggage is heavy.
この荷物はとても重たいです。
These books are expensive.
これらの本は高価です。
The table is occupied.
そのテーブルは使用中です。
先ほどと同じように、この用法でしか使えない形容詞も存在します。
例えば以下のような単語があります。
awake 目をさまして(いる)
asleep 眠って(いる)
afraid 恐れて(いる)
alone 一人で
○The baby is asleep.
赤ちゃんは寝ています。
と表現できますが、
×asleep baby
とすることはできません。
この場合は" sleeping "を使い、" sleeping baby "と表現します。
位置により意味が変わる形容詞
同じ形容詞でも、上記のどちらの用法を使うかによって意味が変わるものがあります。
よく使う単語だと" right "があります。
限定的用法だと、
right hand 右手
"右の"という意味となりますが、be動詞を使うと
That is right. 正しいです。
"正しい"という意味になります。
something/anything+形容詞
日常でよく使う用法で、" something/anything+形容詞"があります。
"何か冷たいものが飲みたいなー"、とか"このパソコン何かがおかしい"とか、"特別なものは何も使っていない"のような"何か〜もの"を表現する時に使います。
I want to drink something cold.
私は何か冷たいものが飲みたいです。
There is something wrong with my computer.
私のコンピューターは何かがおかしい。
I didn't use anything special in my cooking.
私の料理には何も特別なものは使っていません。
この用法は、レストランなどで飲み物や食べ物を注文する際や買い物をする時にとても役立ちます。
例えば、炭酸が飲みたいけどお店に何があるのかわからない時、店員さんに確認しますよね。
店員: "Would you like something to drink?"
何かお飲み物はいかがですか?
私: "Do you have something fizzy?"
何か炭酸はありますか?
店員: " Of course! We have coke, seven up and lemonade."
もちろん!コーラ、セブンアップ、レモネードがありますよ。
といった感じです。
最初にお伝えしましたが、形容詞には本当に沢山の種類があります。
動詞と同様、形容詞もとにかく沢山覚えることが重要です。
Point
Adjective(形容詞)は人や物の状態や性質を表す
名詞の前に形容詞を置く用法がある(限定的用法)
be動詞に形容詞を接続する用法がある
位置によって意味が変わる形容詞がある
something+形容詞は使える!!
<Word of the day>
Occupied
形容詞: 占領された、(席などが)ふさがった
fizzy
形容詞: 発泡性の、飲料が泡立つ
*fizzy drink 炭酸飲料