Verb 動詞とは?
動詞とは、動作を現す単語のことです。
例えば、" walk" 歩く、" swim"泳ぐ、"give"与える、などですね。
英文法において欠かせない要素です。
とても重要な役割をする動詞。動詞についてしっかり理解することは、英語を上達させる為の鍵となります。
動詞には大きく分けて
be動詞
一般動詞
があります。
be動詞とは?
be動詞とは、be, is, am, are, was, were, beenのことです。
使い方は、大きくみて
1.物や人の存在を現す"いる"、"ある"という意味
2.主語とbe動詞の後にくる語句をイコールで結ぶ
という方法があります。
1.存在を現す
これは、"人や物が〜にいる/ある"という使い方ですね。
注意したいのは、"〜に"という場所を現す語句が必要です。
まずは例文を見て見ましょう。
He | is | in London. |
---|---|---|
S | be動詞 | 場所 |
彼はロンドンにいます。
The book | is | on the table. |
---|---|---|
S | be動詞 | 場所 |
本が机の上にあります。
We | are | in the cafe. |
---|---|---|
S | be動詞 | 場所 |
私たちはカフェにいます。
場所を現すには、Preposition(前置詞)と呼ばれる、" in (〜の中に)"や" on(〜の上に)"を用い、
in/on+ 場所を表す名詞
で表現します。
ただし" There/そこに"や" Here/ここに"を場所として使うはPreposition(前置詞)は使いません。
例えば、
He | is | here. |
---|---|---|
S | be動詞 | 場所 |
彼はここにいます。
となります。
また、" there", "here"を形式的に主語において存在を現す方法もあります。
There | is | a book | on the table. |
---|---|---|---|
形式主語 | be動詞 | 物 | 場所 |
机の上に本があります。
Here | are | some chocolate | on the table. |
---|---|---|---|
形式主語 | be動詞 | 物 | 場所 |
机の上にいくつかチョコレートがあります。
この形式で注意しなければならないのは、初めて会話にあがる物が対象となります。
すでに知っているものに対しては"there", "here"を使った文は使えません。
× There is my bag on the sofa.
のように"my〜"や"the〜"など、会話の中ですでに認知されているものはこの形式をとることができません。
2.主語とbe動詞の後ろにくる語句をイコールで結ぶ
続いてのbe動詞の使い方は、Verb(主語)=○○を表します。
"○○" にはVerb(名詞)やAdjective(形容詞)が入ります。
Peter | is | a teacher |
---|---|---|
S | be動詞 | 名詞 |
ピーターは先生です。
She | is | beautiful. |
---|---|---|
S | be動詞 | 形容詞 |
彼女は美しいです。
This book | was | interesting. |
---|---|---|
S | be動詞 | 形容詞 |
この本は面白かったです。
一般動詞とは?
先ほど解説したbe動詞以外は全て一般動詞です。
冒頭で紹介した" walk" 歩く、" swim"泳ぐ、"give"与える、などの"〜する"という動作を表す部分や、" like"好き、" know"知っている、などの状態を表す部分です。
一般動詞は普通、主語の直後に置かれます。日本語の主語は文末にくるので文章を作るときに注意したい点です。
I | play | piano. |
---|---|---|
S | 動詞 | 目的語 |
私はピアノを弾きます。
My father | likes | drinking beer. |
---|---|---|
S | 動詞 | 目的語 |
私の父はビールを飲むことが好きです。
動詞の活用
be動詞、一般動詞どちらも主語や、いつ(過去・現在・未来)の話をしているのかによって形が変わります。
今回は主語による活用と、現在、過去、未来の基本を解説します。
現在時制・主語による活用
時制が現在の場合、基本的に動詞の原形を使います。
注意したいのが、現在時制においては"主語による動詞の活用"があるということです。
過去時制や未来時制では主語による活用はありません。
現在時制では主語が三人称単数かそれ以外かにより動詞の形が異なります。
"三人称単数"とは、"I/私"、"you/あなた"以外の単数の人や物などを言います。
she、he、it、名詞の単数などです。
まずは、現在時制におけるbe動詞について説明します。
主語による活用: be動詞
be動詞の原形は"be"です。主語により is, am, areというbe動詞の現在形を使い分けます。
使いわけは以下の通りです。
am: I (私)
are: you(あなた)、複数の人や物:
is: 三人称単数
それでは例文で見てみましょう。
<主語が "I/私" の場合>
I am Jessica.
私はジェシカです。
<主語が "you/あなた"、"複数の物や人" の場合>
You are very kind.
あなたはとても優しいです。
Tom and Kate are funny.
トムとケイトは面白いです。
You and I are on the same team.
あなたと私は同じチームです。
The dogs are clever.
犬(達)は賢いです。
These strawberries are sweet.
このいちごは甘いです。
<主語が"三人称単数"の場合>
She is a therapist.
彼女はセラピストです。
It is sunny today.
今日は晴れです。
Ryan is still in the office.
ライアンはまだ事務所にいます。
主語による活用: 一般動詞
続いて現在時制における主語による動詞の活用についてです。
使いわけは主語が、三人称単数かどうかです。
三人称単数以外のものが主語になる場合、動詞は原形のまま使われます。
気をつけなければならないのが、三人称単数が主語に置かれている場合、動詞の末尾に"s"がつきます。
例えば
like = likes
walk = walks
study = studies
例文で見てみると
She walks fast.
彼女は速く歩きます。
He studies very hard.
彼はとても一生懸命働きます。
Sandie has a lot of books.
サンディはたくさん本を持っています。
となります。
この"s"の付け方ですが、動詞の原形の末尾によってルールが異なります。
ルールは4つあり、簡単ですのでここで解説します。
1.末尾に "s"をつけるだけ
ほとんどの一般動詞がこれに当てはまります。
play → plays (スポーツなどを)する
talk→talks 話す
think → thinks 考える
2.語尾が "ss", "o", "sh", "ch"で終わる単語には"es"をつける
pass → passes 渡す
go → goes 行く
wash → washes 洗う
watch → watches 見る
3.語尾が"母音以外+y"で終わる単語には"ies"をつける
study = studies 勉強する
fly = flies 飛ぶ
try = tries 試みる
*"play"のように"母音+y"で終わる単語は1の末尾に"s"をつけるだけです。
4. "have"は特殊
have → has 持っている
*間違えて" haves"と活用しないよう注意してくださいね。
過去時制
過去のことを表現するときは、動詞を"過去形"と呼ばれる形にすることで表せます。
過去時制における活用: be動詞
現在時制で説明したbe動詞は、それぞれ以下のようになります。
am → was
are → were
it →was
例文を見てみましょう。
I was in the office yesterday,
私は昨日事務所にいました。
My parents were very glad about the present.
両親はプレゼントにとても喜んでいました。
It was chilly yesterday.
昨日は肌寒かったです。
過去時制における活用: 一般動詞
過去時制における一般動詞の活用は、主語により左右されることはありません。つまり、過去時制においては、主語が三人称単数でも他と同じ活用をします。
基本は動詞の原形の末尾に" ed "をつければ動詞の過去形となります。
(単語の意味は現在時制で書いています。)
例えば
work → worked 働く
clean → cleaned 掃除する
call → called 呼ぶ
となります。
ただし、これにも先ほどの現在時制の活用と同じようにいくつかルールがあります。
以下のルールに当てはまらないものは、語尾に " ed "を付けます。
1.語尾が " e " で終わる単語には " d "をつける
like → liked 好き
change → changed 変える
use → used 使う
2.語尾が "子音+y "で終わる単語は " y "を " i "に置き換えて "ed "をつける
study → studies 勉強する
try → tried 飛ぶ
apply → applied 適応する
3.語尾が "アクセントの置かれる母音+子音 "で終わる単語は語尾の子音を重ねて "ed "をつける
説明が少しややこしいですが、単語を発音する際に、以下の例のように語尾の1つ前にある母音にアクセントが置かれる場合のことです。
赤文字の文字にアクセントがあります。
stop → stopped 止まる
plan → planned 計画する
admit → admitted 認める
これに当てはまらない単語はその他のルールに従います。
cloud → clouded 雲で覆う
visit → visited 訪れる
などがあります。
語尾の1つ前にある単語にはアクセントが置かれていないですね。
4.語尾が " c "で終わる単語には " ked "をつける
panic → panicked うろたえる
mimic → mimicked 真似る
5.不規則動詞
これは上記のルールに当てはまらず不規則に変化する単語のことです。
不規則動詞は以外に多く、残念ながらこれは覚えるしかないです。
よく使う不規則動詞の例をいくつかあげてみますね。
buy → bought 買う
run → run 走る
have → had 持っている
get → got 手に入れる
eat → ate 食べる
take → took 取る
throw → threw 投げる
sing → sang 歌う
drink → drunk 飲む
leave → left 去る
などがあります。
未来時制
未来のことを表現する場合、基本的には " will "というAuxiliary verb(助動詞)を使います。
" will "は主語の後に置き、動詞は原形で使います。未来時制においても、過去時制同様主語による活用はありません。
例文で見てみましょう。
I will do my homework tomorrow.
私は明日宿題をします。
She will leave London next month.
彼女は来月ロンドンを去ります。
Tom will join our football team.
トムは私たちのサッカーチームに加わります。
It will take a long time to complete this task.
この課題を終えるのには長い時間がかります。
この" will "、未来時制と書きましたが、実はネイティブが使う" will "は、"意志"や"見通"しという"確信の高い思い"という意味合いが強いんです。例文の日本語訳を見ていただくと分かりますが、断定的な意味合いになります。まだ起こっていない未来のことを表現していることに変わりはありませんが、学校で教わったような"〜でしょう"、"〜するつもりだ"といった使い方はされません。
つまり、強い意志や確信のある見通しについて表現する時に使います。
I will do my homework tomorrow.
この例文で見ると、私はまだ宿題をやっていないが、明日やるという意志を表しています。
She will leave London next month.
この例文だと、彼女はまだロンドンにいるが、来月去ることは決まっているという意味合いです。
It will take a long time to complete this task.
これは、仕事の内容から、仕事を終えるのに時間がかかるということをほとんど確信している状態です。
動詞は英語を学習する上でとても重要な要素です。
動詞の語彙が多いと表現が豊かになり、会話もうまく運べるようになります。無理せず少しずつ学習していきましょう。
Point
動詞には" be動詞 "と" 一般動詞 "がある
現在時制では主語による動詞の活用がある
過去時制では主語が何であっても同じ活用をする
未来時制では" will+動詞の原形 "を使う
" will "の意味は強い意志や、見通し
<Word of the day>
chilly
形容詞: 肌寒い、ひんやりした、ゾッとさせる
complete
動詞:終える、完成させる、仕上げる
形容詞: 完璧な、完全な