基本構文とは?
英語には基本5文型と言われる基本構文があります。英語を学習するにあたって、まずは文型について知っておくことが重要です。
一度に詰め込みすぎると次の学習が憂鬱になると思うので(正しく私。)、今回は基本中の基本のみ見てみましょう。
英文を構成する主な要素は以下の4つです。
Subject (主語)
Verb(動詞)
Object(目的語)
Complement(補語)
それぞれの頭文字を使ってSVOなどと表記されているものを目にしたことがある方がほとんどだと思います。
多くの教材では頭文字のみの表記がされていますが、せっかく英語を学習するのであれば、ついでにそれぞれの単語も覚えちゃいましょう。
これから繰り返し使いますので現時点で無理に暗記しなくて大丈夫です。
文型の構造は以下の5つです。
1. S +V
2. S+V+C
3. S+V+O
4. S+V+O+O
5. S+V+O+C
さっそくそれぞれの構文を見ていきましょう。
1.Subject(主語) + Verb(動詞): 第1文型
She | laughed. |
---|---|
S | V |
彼女は笑った。
主語と述語だけを使って動作を表現するのが第1文型です。
第一文型における注意点や、Modifier(修飾語)を伴う表現もありますが、まずは大まかな構文を理解することが大事なので詳細は次回以降で説明します。
2. Subject(主語)+Verb(動詞)+Complement(補語): 第2文型
He | is | a doctor. |
---|---|---|
S | V | C |
彼は医者です。
先ほどの第1文型にComplement(補語)が加わり、主語の状態を表しています。
つまりHeがa doctorであるということを説明しています。
この文系では
Subject = Complementが常に成り立ちます。
3. Subject(主語)+Verb(動詞)+Object(目的語): 第3文型
I | have | a laptop |
---|---|---|
S | V | O |
私はノートパソコンを持っています。
第1文型に、Verb(動詞)の対象となるObject(目的語)を追加した文型です。
I が何を持っているのかの"何を"の部分にあたるのがObjectです。
4. Subject(主語)+Verb(動詞)+Object(目的語)+Object(目的語): 第4文型
My friend | gave | me | flowers. |
---|---|---|---|
S | V | O | O |
友達は私に花をくれました。
第4文型では、第3文型にObject(目的語)が加わった文型です。
文型だけ見るとObject(目的語)が2つ?と混乱しそうですが、日本語で見てみるとなんて事ない日常でよく使う文型です。
主語+動詞+人+物 主語が(人)に(物)を〜する。
5. Subject(主語)+Verb(動詞)+Object(目的語)+Complement(補語): 第5文型
She | calls | me | Jess. |
---|---|---|---|
S | V | O | C |
彼女は私をジェスと呼びます。
第5文型は、第4文型の物を指すObject(目的語)がComplement(補語)に変わった文型でObject(目的語) = Complement(補語)になるのが特徴です。
例文で見ると、私はジェス me = Jess が成り立ちます。
どんなに文が長くなってもこの構成が基本です。
どうでしょう、何となく記憶が蘇ってきましたか?
次回は第1文型をもう少し詳しく解説します。